ささやかでも、偉大な「成功」

       

Imageショーン・ペイト Sean Pate

  「成功」──。この言葉は何を意味するのだろう? 私にとっての「成功」とは、何かに全身全霊で打ち込み、成果を手にすることだ。私はテキサス州カナディアン出身の大学生であり、プロ・ボディビルダーでも何でもなく、どこにでもいるような、フィットネスと健康に恵まれたごく普通の人間だ。だが、以前からそうだったわけではない。
私はこれまでの人生の大半を、体型の崩れた肥満体で過ごしていた。目に入るものは手当たり次第に食べていた。子どもの頃からいつも、体は大きなほうだった。父方の親戚の男たちもみな大きな体をしていた。だが私の問題は、食べすぎに加え、あまりにも運動不足だったことだ。
肥満体の子どもの多くがそうであるように、私も小学校時代は仲間にからかわれていた。そうした状態が高校時代まで続き、その頃にはもうそれに慣れてしまっていた。そして大学に入学し、新学期が終わる頃のことだ。その数週間前に撮った写真を、現実の自分の姿をまじまじと見て、私は目が覚めた。そのときの体重は300ポンド(136kg)を超えていた! しかも、問題は外見だけではなかった。息をすることさえ苦しく、たとえ自分の命がかかっていたとしても、ステーショナリー・バイクを5分間こぐこともできなかったのだ。私はついに、自分にこういい聞かせた。「体を変えるために、どんなことでもすべきだ」

それまでも体を引き締め、筋肉をつけて力強くなることは、常に私の夢だった。だが、もう「夢」には飽きた。雑誌には「50ポンド(22.7kg)減らしました」とか、「100ポンド(45.4kg)の減量に成功」した人の話がたくさん載っている。もう「夢」ではなく、私も同じように減量するのだと固く決意したのだ。
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成功への小さなステップ
最初にとりかかったのは、フィットネスとダイエットについてのアドバイスを得るために本や雑誌を何冊も読むことだった。そして、減量のためのプログラムを自分で作成した。毎朝、夜明けとともに目を覚まし、10分間のジョギングをした。夜はジムへ行き、ステーショナリー・バイクを10分間こいだ。そしてそのあと、ステア・ステッパーも5分間行った。こうして週ごとに、スタミナは向上していった。そこで、トレーニング時間を伸ばし、強度を高めていった。食事にも徹底して取り組み、たんぱく質、中程度の量の炭水化物を摂り、脂肪の摂取量は極力抑えた。こうした努力はすべて報われ、3カ月経った頃には、80ポンド(36.3kg)以上も脂肪を落とすことができた。40〜60分間のランニングも、問題なくできるようになった。気分も最高だった。だが、これではまだ希望の半分がかなっただけだった。次の目標は、できるだけ筋肉をつけて、ハードな体にすることだった。

ウエイト・トレーニングはこれまで1年間以上続けていて、とても気に入っている。さまざまなトレーニング方法を試したが『Muscle & Fitness』誌で紹介されているウイダー・トレーニング原則が最も効果的だ。現在は1回45〜60分間のワークアウトを週に5日行い、たんぱく質をかなり多く摂っている。ウエイト・トレーニングを定期的に行い、よい成果があがっているが、まだ十分ではない。もっと大きく、もっとカットがついた体にしたい。もっと筋肉を成長させることが、今の目標だ。ジムへ行ったら必ずハードにトレーニングを行う心構えはできている。

達成したことへの誇り
この記事を読む人の多くが、「また減量の話か」と思うかもしれない。確かに、そうした人の目には、私の話などたいしたことはないように映るだろう。私はボディビル・コンテストへの出場経験もないし、もちろんコンテストの優勝経験もなく、自慢できるものなどないと思われるかもしれない。だが、どう思われようと、私は気にしない。自分なりのレベル、自分なりの目標を達成したと思っているからだ。達成したものが驚異的な内容でないとしても、その成果に、私は大いに満足しているのだ。

私は人生で初めて目標を立て、それを達成できた。そのことが最も意義深いことなのだ。このことに私は大きな誇りをもっている。有名なボディビルダーになることだけが「成功」ではない。人生における成功とは、人によってレベルも、種類も異なる。強い決意をもって一生懸命に努力すれば、誰でも自分自身の目標を達成し、自分にとって本当に価値のある成功を手にすることができる。私はそのことを身をもって示したのだ。

私は人生で初めて目標を立て、それを達成することできた。
そのことが最も意義深いことなのだ。
有名なボディビルダーになることだけが「成功」ではないのだ。

 

マッスル・アンド・フィットネス日本版』2000年8月号より転載

 

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