先日、makoto miyataに教えてもらった本「ただ、それだけ」。
一冊の本ではあるが、巻頭の珠玉の言葉ですべてが言い尽くされている。
”あなたが誰を知っているか
どうやって生きてきたかには興味がない
私が知りたいのは
あなたが危機の最中で
私と一緒にひるまずいれるかどうかだ”
著者があるパーティーから帰宅した深夜に、
そのまま机に向かって書きあげたというこの文章には
不思議に静かな、それでいてストレートな強さが溢れている。
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「THE INVITATION ただ それだけ」
あなたの仕事が何かには興味がない
私が知りたいのはあなたが何を願っているか
その願いをかなえる勇気があるかどうかだ
あなたの年齢には興味がない
私が知りたいのはあなたが愛のために、夢のために、
生きるという冒険のために愚かになれるかどうかだ
あなたがどんな星のもとに生まれようと興味がない
私が知りたいのは
あなたが自らの悲しみの核に触れたかどうか
人生に裏切られたことがあるか
それともさらなる苦痛を怖れて
殻に閉じこもったことがあるかどうかだ
あなたが人や自分の苦しみから逃げ隠れせず
ごまかしたりつくろったりもせず
じっと耐えていられるかどうかを、私は知りたい
あなたが人や自分の喜びを心から味わい
陶酔に我を忘れて踊りだせるかどうかを、私は知りたい
人目を気にしたり、我に返ろうとしたり、自分を枠にはめたりせずに
あなたが日々のなかで、
美しく見えないものにも美を見出せるかどうか
美の存在から自分の人生を
掘り起こせるかどうかを、私は知りたい
あなたが人や自分の失敗を受け入れることができるかどうか
失敗してもなお、湖畔に立って、銀の月に向かって
「YES!」
といえるかどうかを、私はしりたい
あなたが住んでいる場所や
どのくらいお金をもっているかには興味がない
私が知りたいのは
あなたが悲嘆と絶望の夜を過ごした朝に起き上がれるかどうか
心身ともにどん底にあっても
自分の子供に食べさせてやれるかどうかだ
あなたが誰を知っているか
どうやって生きてきたかには興味がない
私が知りたいのは
あなたが危機の最中で
私と一緒にひるまずいれるかどうかだ
あなたがどこで誰と、何を学んできたかには興味がない
私が知りたいのは、全てが消え去った後
何があなたを内側から支えているかだ。
あなたがひとりきりでいられるかどうか
むなしいときも自分を受け入れ、それを心から楽しめるかどうかを
私は知りたい
(オーリア・マウンテンドリーマー "THE INVITATION")
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